【外壁のひび割れはNG?】マンション、アパートの修繕のポイント
アパートやマンションの外壁にひび割れが…。そのままにしていても大丈夫なのか、不安になりませんか?アパートの外壁の劣化の症状や修繕のポイントなど、役に立つ知識をご紹介します。
目次
外壁のこんな症状はありませんか?
アパートの外壁に穴や亀裂などを見つけてしまって、困ったことはありませんか?
以下の症状から確認してみましょう。簡単な修理をするだけですむこともありますので、ぜひチェックしておいてください。
【アパートの外壁の劣化①】外壁の亀裂や破損が起こっている
アパートの外壁に亀裂や破損の症状はありませんか?
小さな亀裂であれば大丈夫ですが、大きな亀裂が入っていると、そこから雨水が侵入する可能性があります。0.3ミリ以下の小さなクラックはヘアクラック(髪の毛)といわれ、すぐに補修する必要はないものです。0.3ミリを超える大きなクラックになると、緊急性が高い状態である可能性があります。建物の強度への影響や雨水などの侵入によって劣化が進んでしまわないように、早めの修理が必要です。
⚫︎対処法
外壁材の種類を確認して最適な補修をします。穴やクラックを埋めたり、破損箇所を交換したり、必要な修繕を行います。(※外壁、屋根塗装のタイミングであれば、塗装する前に下地処理時にひび割れや破損箇所の修理を行っています。外壁のひび割れや破損が目立ってきており、前回の塗り替えから10年以上経過しているのであれば、外壁、屋根塗装を検討してみてください。ひび割れの箇所が多い場合、外壁の点検をしてもらうと安心です)
【アパートの外壁の劣化②】シーリング(コーキング)が劣化している
アパートのシーリング(コーキング)にひび割れや肉やせなどの症状はありませんか?
シーリング(コーキング)部分は、紫外線などで劣化が起こります。シーリング(コーキング)は劣化によって、ひび割れたり剥がれたり肉やせといった症状がみられます。その隙間から雨漏りする可能性もあるので、シーリングの劣化が進んでしまうと大規模な修繕をしなければならなくなるケースもあります。
⚫︎対処法
シーリング(コーキング)に劣化がみられたら早めにメンテナンスをしたほうが、費用を抑えることができます。古いコーキング材の上から新しい施工をすることを「打ち増し」といい、古いコーキング材を撤去してから新しいものを施工することを「打ち替え」といいます。打ち替えの方が費用は高いのですが、その分、耐用年数が長くなります。(※コーキングの劣化は外壁の素材によっては被害が拡大するおそれがあります)
あまり劣化が進行してない場合など、古いコーキング材の上から新しいコーキング材を施工することがあります。耐久性が短いので打ち増しはあまりおすすめできませんが、応急処置として施工ができます。
【アパートの外壁の劣化③】雨漏りや水漏れの兆候がみられる
アパートの外壁や屋根などから雨漏りや水漏れの兆候はありませんか?
アパートの屋根や外壁は、日々、紫外線や雨風の影響を受けているため、築年数の経過によって劣化します。10年に1度は定期的に点検を行って状態を確認しなければいけません。雨漏りや水漏れなどの兆候がある場合に、放置してしまうと簡単な修繕で済むところを、大掛かりな張り替えが必要になるケースがあります。特に屋根塗装はボロボロになる前に必ずメンテナンスが必要な箇所です。
(※屋根材の種類によってはメンテナンスの難易度が変わります。状況によっては火災保険で修理が可能な場合もあります。)
⚫︎対処法
・ストレート屋根:コケが生えやすいので、屋根が変色したら塗り替えの目安です
・ガリバリウム鋼板:金属を加工したものなので耐久性があります。劣化がなければ塗装をしなくても良い屋根です。劣化の状態を確認して判断してください。
・瓦屋根:瓦の種類にもよりますが、耐久性があるので塗装を行わないことが多いです。瓦の割れや破損をしていれば修理が必要です。
火災保険を活用した外壁・屋根塗装についてはこちらの記事がおすすめです!
アパートの外壁、屋根塗装の費用を抑えるコツ
アパートの外壁、屋根塗装ではメンテナンスを行うことも大切ですが、賃貸経営をするうえでは、無駄な支出はおさえなければいけません。そのためには、タイミングを見計らって計画的な修繕を行うことがポイントです。
その方が結果的に維持費を節約し収益性を高めることができます。
たとえば、外壁に比べ屋根の劣化の方が早いので、屋根だけを先に塗装した場合と、屋根と外壁と一緒に塗装する場合では、同時に塗装した方がメリットがあります。いずれ外壁も塗装しなければならなくなるので、入居者へのストレスや施工内容の打ち合わせ、建物の耐用年数なども把握して、塗装の時期を見極めましょう。
まとめ
アパートの見た目は賃料にも影響します。おしゃれで劣化を感じさせないメンテナンスを定期的に行うことで、資産価値は高く維持されるでしょう。
杉建では完全無用で建物の点検を実施しております。お住まいのメンテナンスに詳しいスタッフがヒアリングし、劣化の状態を確認しております。
「アパートの屋根、外壁の劣化が気になる」「断熱塗装など省エネ効果のある機能性塗料について知りたい」「火災保険で修理ができないか?」など、まだ塗装をするかどうか決まっていなくてもご相談できますので、お気軽にお問い合わせください。